低位前方切除術後症候群について

直腸がんの手術は人工肛門をできるだけつくらないで自然肛門を温存することが多くなってきました。それに伴って排便の障害を訴える患者さんが多くなってきました。排便が不規則になり、便の回数が多くなる日には外出をひかえていることも多いようです。また、肛門内または肛門近くまで切除した場合は便失禁がみられることがあります。これらを総称して低位前方切除術後症候群といいます。命にかかわる手術をうけたのだから仕方がないとあきらめずに、薬の服用と訓練を行うことでかなり改善して旅行やゴルフを楽しめることができるようになることもあります。

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